「自己啓発書に、なんかハマらないな」とモヤモヤしているかたへ
自己啓発系の本の多くは、心理学がもとに書かれています。
その為、心理学研究が進んでいるアメリカなど欧米の視点で書かれているものが多いように思います。
『目標を設定し、そこまでの道のりの間に小さな目標を設定し、更にその小さな目標の為に、今日やるべきことを設定する』
欧米型の自己啓発書にありがちなパターンです。
この通り実行して、何かを成し遂げる事ができた人もいるでしょう。
それはとても良いことです。
それとは逆に、目標を達成できずに途中で挫折してしまったり、ハナから目標設定すらできない人もいると思います。
私です(^o^;
うまくできずに「あー、また出来なかった」と自己嫌悪に陥ってしまいます。
自己啓発を求めて読んだ本で自己嫌悪になる。
なにを私はしているのでしょうか?
○答えは遺伝子にアリ?
私のように自己啓発書を読んで自己嫌悪に陥っている日本人の皆さんにとって、この本は救いになる本なのかもしれません。
『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』
下園壮太 (著)
タイトル通り、元自衛官でメンタル教官をなされていた方が書かれた本です。
自己啓発書を読んでもなかなか上昇気流に乗れない理由を、著者が自衛隊員のメンタル異常と向き合ってきた経験を元に、丁寧に丁寧に紡いでくれるといった内容です。
自衛隊員と私の共通点。
それは日本人だということです。
それなのに、最初にも書きましたが、自己啓発書の多くは、欧米視点で綴られています。
「欧米の人も日本人も同じ人間でしょ?」
と、最近では当たりまえのように言われます。
しかし、育った環境、歴史的背景、文化や宗教などは、欧米の人と日本人では、まったくといって違います。
加えて、当然のように、人それぞれ、個人個人で差があります。
つまり、この世の中『欧米視点の自己啓発法だけで、成功できる人』ばかりではないということです。
特に、欧米の文化や宗教とかけ離れた生活習慣を何千年も繰り返してきた日本人にとっては、その差が大きく表れてしまいます。
○様々な視点で書かれている
『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』では、『日本人マインド』『西洋人マインド』などタイプ別にメンタルの整え方が書かれています。
また、自分が陥っている状態をレベル分けし、レベルに応じての対処法も記されているので、
「なるほど、私はこのタイプで、このレベルの症状なのね………」
「そうか、そういう事だったのか〜、どうりで………」
と、スムーズに腑に落としてくれる内容になっています。
今までで「自己啓発書を読んでもうまくいかないな〜」とモヤモヤしていたかたにオススメです。
また、タイトル通り、メンタルがちょっと落ちてるなぁ〜、という人も、是非、読んでみて下さい。
きっと、自分に合った解決法が見つかると思いますよ。
p(^-^)q
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