多様性と紅白歌合戦の矛盾
今は多様性が求められる時代です。
2021年に開催された東京オリンピックでは、開閉式ともに多様性が大きなテーマとして取り上げられていました。
多様性とは
幅広く異なる群が存在すること
Wikipedia参照
だそうです。
『いろんな人々が個性を発揮できる世の中』と言い換えても良いかもしれません。
それはとても良いことだと思います。
これに関連して、男女という性にもとらわれずに生活しようという動きもありますね。
性差によって嫌な思いをしていた多くの人が救われる世の中になれば良いと思います。
『皆んな同じ人間、楽しくやりましょう! 』ということです。
2021年末に放送された「NHK紅白歌合戦」でも、男女でチーム分けをしつつも、皆んなで応援し、皆んなで楽しみましょう、といった感じで行われていました。
なんだか、日本的な玉虫色な運営法だとは思いますが、一歩進んだと思えば良いことなのだと思います。
因みに、私は玉虫という虫を見たことがないのでどんな色なのかは分かりません。
きっと想像するに紅白歌合戦のテーマのように「カラフル」なキレイな色なのでしょう。
カラフルとは色々な意味を表す言葉です。
まさに多様性ですね!
………あ、あれ?
ここまで書いてきて、私のオレンジ色の脳みそに、何か引っかかりました。
みなさんは、何か引っかかりませんか?
『多様性』と『紅白を皆んなで応援しましょう』って、とても矛盾すると思うのです。
多様性とは『幅広く異なる群が存在する』こと。
それなのに『性別を区別しない、だって皆んな人間だも』という発想は、男性、女性という異なる群を『人間』という群に纏めてしまっているように感じるのです。
それは、多様性の方向ではなく、むしろ単一性に向かっているように私は感じてしまったのです。
私はどちらかというと、男女を区別しない社会よりも、多様な社会の方がいいと思っています。
男性、女性、それ以外、どんな性別のあり方があってもいいと思います。
加えて、男女でチーム分けをして、歌を歌い合って「どちらにより感動したか判定する大会」があって、それを楽しむことも有っていいと思います。
当然、2021年の紅白歌合戦を否定するつもりはありません。
それも認めることも、多様性だと思います。
最後に、多様性を調べていたら、こんな記事を見つけたので、リンクを貼っておきます。
多様性が行き着く先は単一性なのかもしれませんね。
因みに、私は紅白歌合戦を熱心に見る方ではないですね〜
( ´ ▽ ` )