どうにかわたしはHappy♪です

『子育て』や『人間関係』『人生こんなはずじゃなかった』など、少しメンタルに疲れが出ているアナタに、ちょっぴりHappy♪ビタミンをお届け♪



お父さんお母さん検定

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画像:くりむ/illustAC



この国では、親が自分の子どもを自由に育てることができます。

とはいっても、社会的に認められる範囲内ですが………。


当たり前のように思いますが、でも、コレって、とても特別なことなのですよね。


養子縁組と比べてみたら、その特別さが分かります。


例えば、

一度家を出たらいつ帰ってくるか分からず、帰って来たと思ったら、酒のんで寝て、暴力を振るって、財布からお金をむしり取ってまた出ていく、

という、典型的なダメ親では、養子縁組はできません。


でも、自分の子どもならば、そんな親でも育てることができます。


しかも、児童相談所でも親子を引き離すことは、かなり難しいくらい、子どもに対する親の権利は絶大です。


でも、自分の子どもに対して、育児放棄や虐待する親のニュースは跡を絶ちません。


コレで本当にいいのでしょうか?


○親の愛情


子育て経験が無くとも、また、子育ての専門的な知識が無くても、親ならば絶対的に持っているものがあります。


それは子どもに対する『無償の愛』です。


目に入れても痛くないほどの愛です。


特に母親は自分の命よりも子どもを大切と思うほど、無償の愛は強いものです。


それがあるから、子育てができるのです。


……………ホントにそうでしょうか?


実際に、血の繋がらない親子でも無償の愛は存在しますし、実際の親子でも、無償の愛が成り立たないケースもあります。


たとえ無償の愛が親にあるとしても、科学が発達した現代社会で、親が子どもを育てる権利の根拠が『無償の愛』だけでいいはずがありません。


絶大な親の権利があるのなららば、それなりの根拠が欲しいところです。


○犯罪者は極一部


少し話が外れますが、とある小学校では、知らない大人に声をかけられたら、すぐに逃げるように、と教えているそうです。


もしかすると、その声をかけてきた大人は、ただ訪問先を訪ねたかっただけかもしれません。


だとすると、声をかけられた子どもは『人助け』をするチャンスを失ったことになります。


普段から「人助けができる人になりなさい」と親や先生から言われているというのに、期待に応えるチャンスを失ってしまい残念です。


この世の中で生活している人で、犯罪者なんて極一部です。

子どもに危害を与えようとする大人は、更に、極々一部です。


それでも、子どもたちに「知らない大人に声をかけられたら逃げなさい」と教えます。


それは、間違い、とは言いません。

正しいことに思えます。


でも、大半の大人は逃げなくてもいい大人です。


むしろ、子どもに有益な大人も多くいることでしょう。


闇雲に逃げると教えるのでは無く、子どもたちが状況に応じた対応を取れるように、教えることがが肝心なのだと思います。


話を親の子どもに対する権利に戻します。


大半の親は自分の子どもに対して『無償の愛』を持っています。


それは血の繋がりとは関係ありません。


子どもに対して犯罪者となる親は、ほんの一部なはずです。


そして多くの無償の愛を持っている親は、子どもを愛情を込めて育てています。


それは素晴らしいことだと思います。


問題は、自分が考える最高の子育ての方法の範囲内で子ども育ててしまうことです。


親のその行動その態度が、子どもにどんな影響を与えるのか、分からずに子育てをしています。


せっかく無償の愛を注いでいるのに、もったいないことだと思います。


○職業訓練はあるのに


現代社会はかなり複雑になっています。


それこそ、人類史上初体験のことが四六時中起こっているような社会です。


環境問題だけではなくインターネットの普及に伴う生活環境も含めて、未体験ゾーンの連続です。


そんな社会なのにもかかわらず、子育てだけは昔とさほど変わらない方法で行っていいはずがありません。


2、3人の子育て経験から「こんなもんよ」とアドバイスされたことが、そのままこの先を生きる自分の子どもに当てはまるとは限らない世の中なのです。


医師や弁護士や教師になるのには、試験を受けて資格を取得しなければなりません。

なのに、なぜ親は子どもができただけで、親になれるというのでしょう?


ただでさえ、人類史上初体験だらけの世の中なのにです。


そりゃ〜、歪みも出てきます。

親の素性や責任だけで片付けられない問題です。


子どもが知識を身につける教育(勉強)は、国が指定した指導法に則って、何年もかけて学校で勉強させます。


それなのに、なぜ、子育ては親任せなのでしょう。


パソコンを使うのにも、公的な職業訓練があるのに、なぜ子育ての公的な訓練はないのでしょう?


意識高い系の親御さんにとっては、学ぶところは多いと思います。


しかし、そうではない親もいます。


義務としての、親に対しての公的な子育て訓練公的な子育て資格のような制度が必要な時代になっている、いやいや、だいぶ前からそんな時代なのではないかと思うのです。


子どもは将来の社会を作る大切な存在です。


親の無償の愛に加えて、教育という社会的なサポートがあれば、今より、子育てに悩む親御さんや犯罪に巻き込まれる子どもたちも減るのではないでしょうか。


子育ての知識がある親御さんに育てられた子どもたち。


彼ら彼女らが大人になった未来は、ちょっとだけ今より良さげだと思いませんか。


( ^ω^ )